星屑の革紐

专辑: Roman

歌手: Sound Horizon

时长: 6:22

サリュ アンシャンテ(「こんにちわ、はじめまして!」)

差し出した手を―

嗚呼…可愛い私のお姫様(エトワール) 小さな指で懸命に握り返してくる

あなたの歩む道程(みちのり)が 輝くように『星』と(エトワール)……

『あの雨の朝…いつものように少女が目を覚ますと…

寝具(ベッド)の横には優しい父親…そして大きな黒い犬が居た…

雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…

小さな姉と大きな妹…二人と一匹…家族となった特別な朝……』

嗚呼…私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないから…

嗚呼…僅かな視力でさえも 何(いず)れ失うと告げられている…

エクスキュゼ モワ マ メール ス ノン(ごめんなさい…お母さん…この名前…)

ジュ ネィム パ セット アブソリュマン デュー ム(どうしても好きになんてなれないよ…)

エクスキュゼ モワ(嗚呼…ごめんなさい…)

勇気を出して―

嗚呼…Pleut(プルー)と屋外(そと)へ出たけど 歩く速度が抑(そもそも)違うから…

嗚呼…暗闇に沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう…

エクスキュゼ モワ モン ペール ス ウィユ(ごめんなさい…父さん…この両眼)…

ジュ ネイム ッパ セット アブソリュマン デュ メーム(どうしても好きになんてなれないよ…)

エクスキュゼ モワ(嗚呼…ごめんなさい…)

細い革紐(アーネ)じゃ―

心までは繋げないよ…愛犬(プルー)が傍にいたけど…私は孤独(ひとり)だった……

『別々に育った者が…解り合うのは難しい…

ましてや人と犬の間であれば…尚更の事である…

これからの二人は…何をするにも何時も一緒だった…

まるで…空白の時間(とき)を埋めようとするかのように…』

『姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き…妹は姉を助けよく従った…

父の不自由な腕の代わりになろうと…何事も懸命に…

其れは…雨水が大地に染み込むようにしなやかに…

根雪の下で春を待つように…小さな花を咲かせるように…』

急に吹いた突風(ラファル)に手を取られ…革紐(アーネ)を離したけど…

もう何も怖くなかった…『見えない絆』(星屑のアーネ)で繋がっていたから…

弱い姉だ―

それでも嗚呼…ありがとうね…妹(プルー)が傍にいたから…

私は何処へだって往けた……

大好きだよ…妹(プルー)が傍にいたから…私は強くなれた……

星空に抱かれて夢を見た…あなたが産まれてきた朝の追憶(ゆめ)を…

銀色に輝く夢の中…零れた砂が巻き戻る幻想(ゆめ)を…

嗚呼…何の為に遣(や)って来たのか…最期に判って良かった―

忘れない{よ/で}…{君/母}と歩いた…{暗闇/苦しみ}に{煌めく/揺らめく}世界を…

いつだって…嗚呼…{人生(せい)/愛}は星屑の…{輝き/瞬き}の中に在(あ)ることを……

『祈りの星が降り注ぐ夜→黒犬(プルー)は静かに息を引き取った…

悼みの雨が降り注ぐ朝→冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは

光を抱いた小さな温もり→黒銀の毛並みを持つ子犬だった』

『―そして《物語》(ロマン)の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう

やがて懐かしくも 美しき あの《荒野》を駈け廻る為に……』

「其処にロマンは在るのかしら?」

  • 《Roman》专辑歌曲列表

  • 7:271. 朝と夜の物語 5:332. 焔 6:583. 見えざる腕 6:214. 呪われし宝石 6:225. 星屑の革紐 6:006. 緋色の風車 6:547. 天使の彫像 6:338. 美しきもの 6:559. 歓びと哀しみの葡萄酒 7:3510. 黄昏の賢者 7:0811. 11文字の伝言