アルバム: The Sheltered World
歌手: KAITO
期間: 3:14
作曲 : Re:nG
作词 : yuki
与えられると逃げ出す癖
求められて差し出す嘘
世界の果てに何があるか
耳打ちして甘く
噎せ返るほど強く香る
枯れる前のカサブランカ
花瓶の底で腐る水を
飲み干したらまだ間に合うか
欺いて二度と届かぬように
投げ捨てた過去の鍵
振り向いた君がもし何かを叫んでも
心を潰した僕には聞き取れない
飢えた獣の澄んだ瞳
黄ばむ牙に刺さる血肉
荒れた大地に立てた旗は
いつの間にか色褪せていた
駆け抜けて誰よりも遠くまで
聞こえないレクイエム
赦された罪こそが罰だと言うのなら
この身を貫く痛みを手離さない
浅い眠り起こさないで あと少しの祈り
触れられない 柔い肌 動いた口唇
消える泡を見つめていた 沈む海の中
欺いて二度と届かぬように
投げ捨てた過去の鍵
僕の名を君がもし憶えているのなら
最後に叫んだ言葉に気付かないで
振り向いた君がもし何かを叫んでも
心を潰した僕には聞き取れない