あやかしえにし

夏の片隅に

見つけた落とし物

触れた指が

優しいかった

どうせ忘れてるんだろう

僕は憶えているよ

はじめで知ったの

それは嬉しくて

いくつのも出会い

重なりあって

遠くまで模様を描いた

懐かしい胸の音を辿って

また会いに来るよきっと

誰か待つように

降り積もった季節

例えばほら

悲しみでも

僕にだけ見えるように

君にだけ見えること

聞かせてくれたのは

同じ言葉で

君との距離を線で結んで

星空が模様を描いた

滲んでく火花がきれいで

いつか見せてあげたいな

いくつも別れ 夜にとけて

僕だけの模様を描いた

いつまでも

変わらずここにあればいい

願っでる

そして出会う何度だって

遠くまで模様を描いた

懐かしい胸の音を辿って

また会いに来るよ

きっと

約束だよ